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マージョリー・スチュワート・ジョイナー
(1896〜1994)
黒人女性初の特許取得者
1896年にヴァージニアで、奴隷とその雇用主の白人との孫娘として生まれた。1912年に美容師を志し、シカゴへ行きモーラー美容学校で黒人女性として初の学士号を取得。そこでマダム C.J. ウォーカーと出会い、その後彼女の元で国際的指導者として200もの美容学校で働いた。
1928年にコテで少しづつナチュラルヘアをストレートにするよりももっと簡単な方法がないかと模索し、パーママシーンを発明し黒人女性で初めて特許を取得した。
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彼女が発明したパーママシーンは、髪の毛をロッドに巻き、熱を通して『料理』するもの。
その革新的なアイデアは、縮毛だけでなくストレートヘアにも作用し、数日間保つため人種を問わず大流行した。
どこでそのアイデアがひらめいたかと言うと、まさに料理中。ポットロースト(蒸し焼きローストビーフ)を作っている時で、肉を支えて内側から熱を加えている串を見て『これだ!』と思いつき、すぐに16本のロースト用の串をフード付きヘアドライヤーに取り付けてみたのだった。
残念ながら、発明したのは彼女だが特許はマダム C.J. ウォーカーの会社の名前で申請したので彼女には一銭も入らなかったらしい。
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